こんにちは。今日は時間の余裕があるので昨日に続き、アルバムレビューをしたいと思います。
今回取り上げるのは、大ファンであるFROST*の最新アルバム「DAY AND AGE」です。
以前、繋ぎ?となる「13 WINTERS」を取り上げましたが、満を期してのフルアルバムです。
結論から申しますと、イマイチ。少なくとも「Milliontown」のようなプログレ、或いは「Falling Satellites」のようなコンテンポラリーなサウンドを期待されるのであればちょっと違うと思われるでしょう。
いかにも彼ららしいオープニングの①「Day And Age」、⑤「Island Life」のような佳曲はありますが、他のレビューでも拝見したように、それを望んだかどうかは別にして、全般として少しジョン・ミッチェルが歌い過ぎかと。
イメージ的にはジョンが参加しているKINOの2ndアルバム「Radio Voltaire」と似た感じで、変に彼の個性が突出しており、FROST*というバンドの個性が無くなっている感じです。
※KINOの1stアルバム「Picture」は、メンバーそれぞれの個性がミックスされた名盤です。
私の場合、リーダーであるジェム・ゴドフレイの歌心のある歌が非常に好きで、彼の流れるようなイマドキのキーボードの上に、ジョンのメロディアスなギターとボーカルが寄り添い、ネイサン・キングのバッキングボーカルも絡むという構造がこのバンドの特長と思います。
「13 WINTERS」にも収録されたEP「OTHERS」はジェムが前面に出ていましたが、無理して発売せず、どちらか一方にしてサウンドを練れなかったものかと残念でなりません。これもコロナの影響なのでしょうか・・・? 次作に期待をしてやみません。
以上