こんにちは。
今回は、契約の関係でやむなくバンド名ではなく、ドン・ドッケン名となってしまった「UP FROM THE ASHES」を紹介します。
多分、このブログをご覧になっている人には説明不要かと思いますが、ドン以外のメンバーは、元ヨーロッパのジョン・ノーラム、元アクセプトのピーター・バルテス、元キング・ダイヤモンドのミッキー・ディーなどと実力派で、かなり知名度も高いミュージシャンばかりです。
いつもは触れませんが、ミッキー・ディーのような「おかずの多い」ドラムも好みですね(笑)。
※ギターの元ウィッチタワーのビリーホワイトも名のある方だそうですが、そのバンドの音を聞いたことがないため”など”としました。ファンの方すいません。
音楽的には、ヨーロピアンテイストのハードロックで、DOKKENに通じるものはありますが、ツインギター編成にもかかわらずドンの歌声にフィーチャーしているため、「歌物」と考えたほうが良く、ある意味安心して聴くことができます。また、DOKKEN同様ハーモニーも重視していますね。
お勧めは、
1.Crash 'N Burn
2.1000 Miles Away
3.When Some Nights
6.When Love Finds a Fool
8.Mirror Mirror
9.Stay
でしょうか。
メンバーそれぞれ、それまでのキャリアや音楽的なバックボーンを活かした音を出しており、佳作ぞろいであることは間違いなのですが、唯一思うのが、ツインギターとする意味があったのかです。
音の厚み(レスポール)から「多分ここはジョンかな」と思えるところはあるものの、ソロも含めてほとんど違いが判らず(個性が見えない)、ギターも弾けるドンがサイドギターに徹して弾いても良かったのではないかと思います。その点もあるのか、有名どころが集まったバンドなのでメンバー同士揉めたのか、このメンバーでのアルバムは、これ1枚のみとなってしまいました。
仕事と趣味は別物と思う私にとって、人間性が合わないとか言われてはいるものの、ジョージ・リンチがいてこそ、ドンの音楽性は生きると思っています。ケミストリーっていうやつですね。
ちょうど、ドンのソロアルバムが発売、歌物に特化しているようなので、どこかのタイミングで買ってみたいと思いますが、アルバムだけでも良いので、浮かんでは消えるDOKKENの再結成を望んでやみません。
以上