mamo-chin’s blog

まもちんのブログ-家庭菜園、オオクワガタ、音楽など

オオクワガタ:アウトラインのすゝめ

こんにちは。

クワネタが少ない時期なので近況となりますが、以前からアップしていた保温庫①は、♀の大半が羽化、♂は来週末あたりで羽化が見込まれます。また、保温庫②は蛹化寸前で、保温庫③は来週末あたりから加温を考えています。昨年のブリードから瓶交換などの結果が出ることなりますのでソワソワしますね。

今思い返すと、11月頃の瓶の交換時期、菌糸詰め時に手か瓶に雑菌が残っていたために青カビが発生したり、そのリカバリーで菌糸が回り切っていない瓶に交換したりと今回も思うとおりにはなりませんでした。10年くらい飼育しているのですが、毎年反省することがあります。これらの反省は、これからクワガタ飼育をされる方向けに、いずれ公開したいと思います。

 

ところで、常温飼育の私の場合、例年GWにペアリングをはじめるため、今期のブリード計画を考えないといけない時期になります。大筋はこれまで公開したS.ako/jrやSUPERBINO様500系のインラインとなりますが、毎年悩むのが「どんな組み合わせでアウトラインを試みるか」です。私は毎年1つ、ホームラン狙いでアウトライン(私は「プライベートライン」と呼んでいます)を楽しんでいるのです(笑)。

 

アウトラインの魅力を今更触れる必要はないかもしれませんが、極太或いは大型の違う血統同士を掛け合わせることによってそれぞれの良い特長を受け継いだ、親個体以上の極太或いは大型血統が作出できる「可能性」があることでしょう。また、いわゆる雑種強勢で強い・元気な個体にもなりやすいですね。

勿論、期待を完全に裏切る個体ばかりという時もありますが、見事ホームラン級の個体が出ることもあるため、私はその魅力に抗うことができません(笑)。ブリード前のワクワク感、そして、(凡そは幼虫の成長過程である程度予想は付きますが)羽化したときのあの感激を。

 

例えば、以下の上画像は、それぞれ10年くらい前に極太で一世を風靡した「鎧牙B」血統の♂と「GA」血統の♀とをアウトラインでブリードした個体、下画像は上画像の個体を累代したものです。手元資金が厳しく、スペースに制約がある中で初めて6mmUPが羽化した個体でした。今となると、大顎のサイズはそれほどでもないですが、エッジが立ったカッコイイ個体でしたねぇ。

 

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以下は画像が小さくて申し訳ないのですが、6年前の個体・画像で上記GBGAラインとS.akoの「T1」血統をアウトラインで掛け合わせたラインになります。大顎は太く、また、体格は重戦車のような横に厚みがあるお気に入りの個体でした。

 

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昨春は、以下のような(確か)74/6.5mmくらいの個体がでたのですが、残念ながら羽パカで、飼育スペースの関係もあってヤフオクに出品、現在は手を離れています。

ただし、同腹で極太・厚みのある期待の♀個体は手元に残しています。今のところ、先日紹介したGORDON♂とのアウトを考えていますが、5月中くらいはヤフオクで面白そうな個体が出品されるか様子を見たいと思います。

 

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とはいえ、アウトラインの課題はあります。それは、形状の「固定が難しい」ことです。つまり、一定割合以上に「親越え個体」がでると累代しようかとなるのですが、なかなかそうはならないです。そう考えると、血統モノとは、それをクリアしているという事であり、結果、人気も価格も高くなるんですよね。

 

ブリードはこれからという方もたくさんいらっしゃると思います。私同様、皆さんもアウトラインで理想の形状を狙うもよし、ホームランを狙ってもよろしいのではないでしょうか。

 

以上

 

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