こんにちは。
これまで私が若い頃の名盤ばかりを紹介していたので、新しめのアルバムでWORK OF ARTの「EXHIBITS」を紹介したいと思います。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、最近少なくなってきたAOR、或いはメロディアスハードにカテゴライズされるであろうバンドです。それもそのはずで中心メンバーのロバート・サールは、「TOTO」の音楽を目指しているとか。
これまで本作を入れて4枚のアルバムを発表、個人的には2作目の「IN PROGRESS」の方が「これぞメロハー」と言いたくなる珠玉の名曲があるものの、トータルで考えるとこの「EXHIBITS」の方が、捨て曲の無い、佳作が揃った名作だと思います。
前作までと比較すると、よりメロディアス、より日本人好みと言えるもので、流石に名手TOTOのスティーブ・ルカサーには及ばないものの、ロバート・サールの奏でる、主張し過ぎない流麗なギター、そしてツボを押さえたキーボードに、ラーズ・サフサンドのソウルフルな歌声が耳に残ります。
ところでこのバンドは以前、「3枚以上のアルバムを発表するつもりはない」としていたはずでしたが、うれしい誤算でこの4枚目を発表しました。先述のとおり、昨今はこのカテゴリに属するバンドが少なくなっているので、3枚・4枚と言わず、活動を続けて欲しいものです。
以上